ビニール袋ができるより、紙袋ができるよりそして鞄ができるよりずっと昔から日本には風呂敷で包んで運ぶという文化が存在しました。
そんな風呂敷は小さな袱紗のようなものから、箱のようなサイズまで運べるものとサイズも様々なので、自由にいろんな形のものを包めるというのは広く知られているかと思います。
また、絹や綿といった素材に加えてポリエステルなどの素材を使った風呂敷も出てきているなど、時代に合わせてアップデートしてきました。
鞄や箱、袋といったものももちろんいいですが、今回はgraf lantzにてラッピングサービスを始めたこともあり、風呂敷の魅力を詳細にご紹介できればと思います!
風呂敷をつかったギフトラッピングをはじめたきっかけ
風呂敷は前述のように小さな袱紗のようなものから、箱のような取っ手のない大きなサイズのものまでを運べる、柔軟性のあるテキスタイル(生地)です。
柔軟なかわいらしい布ということは広く知られていましたし、私も風呂敷という存在は知っていたのですが、どこか鞄や袋の手間をかけなくても持ち運びできる利便性に頼っていたというのは事実でした。
プレゼント包装でも同じで、どこかかわいらしい箱やプリントされた包装紙など『かわいいけれど捨ててしまう』ようなものばかり。
ひたすら、“グラフランツらしいラッピングサービス”を模索していました。
その時に、出逢ったのがKoti brewery様との企画でセットとなっていたグラフランツオリジナル風呂敷でした。
ギフトとしての見た目もさることながら、繰り返し何度も使えるもの。
まさに“グラフランツのラッピングサービス”として、求めていたものでした。
加えて、風呂敷でアイテムを『包む』ことで、ギフトを贈る方の気持ちもまとめて『包む』。
そんな心と心の対話が生まれる予感がしたのです。
だからグラフランツでは、風呂敷をラッピングサービスとして始めることにしました。
風呂敷ってどんなもの
風呂敷は1000年以上ある習慣のようなものです。
古くは奈良時代から、大切なものは布に「包む」という習慣が広く親しまれるようになり、のちに風呂敷の前身になったとされています。
江戸時代ごろには、お風呂場(いわゆる銭湯)に持っていく荷物や道具を包む為に使われていくようになり、一般にも普及をしていきました。
そこから徐々に活躍の場を広げ、普段の荷物を運ぶようになるなど、私たちの生活に浸透していったのです。
また、時代に適応するにつれ、無地の生地で作られていた風呂敷も布に色や文字、家紋を入れたりと自分のものだとわかりやすいようにデザイン面でも進化をしていきます。
現代になり、鞄や紙袋、ビニール袋の登場で一般的には広く使われることも少なくなってしまいましたが、エコ意識の向上やレジ袋有料化などを皮切りに次第に一般家庭へと再普及していっているのです。
風呂敷ってどう使ったらいいの?
風呂敷はどんなものでも運べますが、今回のグラフランツオリジナル風呂敷は大体二尺巾(74cm)と呼ばれるサイズにとても近いです。
このサイズは、贈り物にはもちろんのこと衣類やお弁当など少し小さめだけれど多くのものに使えるサイズ感です。
https://www.kyoto-musubi.com/wrap/arekore.html
そのため、日常のあらゆるシーンで使えるのも魅力的な部分です。
例えば、グラフランツオリジナル風呂敷を持ってコンビニに出かけるときは、バッグ型にすることもできますし、
ちょっとしたご近所さんにワインのプレゼントをするときも
このように、風呂敷が1つあればかさばらずに様々使うことが可能です。
他にも、お弁当箱を包んだり、贈答品の箱も小さめのサイズであれば包んで持ち運ベるのが魅力的です◎
むす美さんのサイトでは他にもたくさんの風呂敷の知識が覗けますので、是非ご覧くださいね。
https://www.kyoto-musubi.com/movie/
風呂敷のお手入れ方法
風呂敷の素材には様々ありますが、グラフランツのオリジナル風呂敷にはコットン(綿)が使われています。
家庭用洗濯機でのお洗濯、並びにアイロンがけは〇。お洗濯の際に色落ちする場合もございますので、お気をつけください。
風呂敷ギフトで心を届けたい
いかがでしたでしょうか。
時代とともに進化をし、誰かの「大事なもの」を包んできた風呂敷。
グラフランツオリジナル風呂敷を使ったギフトで、あなたの心も包んで贈りませんか?